2022年04月27日 11:44
サウジ政府、米LucidのEVを最大10万台購入へ
Wejnpbl5mtn37a5zaziyjg
Around the World Photos / Shutterstock.com

米EVメーカーのLucid Groupは4月26日、サウジアラビア政府との新たな合意を発表。同政府は今後10年間で最大10万台のEVをLucidから購入する。

Lucidはカリフォルニア州ニューアークに本社を置く新興EVメーカー。Atievaの社名で2007年に創業され、2016年に現在の社名に変更。2021年から高級EVセダン「Lucid Air」の量産モデルの納車を開始。アリゾナ州に工場があるほか、サウジでの製造施設の建設も発表している。

同社は2021年2月、SPACとの合併を通じた上場を発表。しかし、同12月にはこの上場に関して米証券取引委員会(SEC)から調査を受けているとの報道も出ていた。

サウジ政府は新たな合意で、Lucid Airや同社の次世代モデルなど5万台の購入を約束。追加で5万台を購入するオプションもあるという。また、納車については遅くとも2023年第2四半期までに開始。毎年1,000〜2,000台が発注され、2025年以降は4,000〜7,000台となる見込み。

なお、今回の合意はサウジ政府の「ビジョン2030」および「グリーン・イニシアティブ」という取り組みの一環とのこと。同政府はこれらの取り組みで、持続可能な輸送と技術による国家変革を目指している。