Googleの「旅行」検索、ついにコロナ前の水準超え
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Alphabetが26日、2022年1〜3月期決算を発表。売上高は680億ドル(前年比23%増)、営業利益は200億ドル(同22%増)だった。
パンデミックからの再開が進む中、オフラインを内包するハイブリッドな取り組みを続ける。注力するのはクラウド、AI、YouTube、検索などだとピチャイCEOは強調した。
YouTubeのログイン済みユーザーは月間20億人規模。コロナ禍が終わっても視聴時間は伸び続け、中でもモバイル強化が奏功。短尺動画「Shorts」は1日あたり平均300億回(前年比4倍)も視聴されている。
クラウド事業は582億ドルを売り上げ前年比44%増。セキュリティ強化のためMandiant買収を発表、評価額は54億ドルにのぼる。生産性クラウド製品「Workspace」では、DocsやSlide内でMeetを使えるようになった。
主軸の広告事業は引き続き「小売」が最大の成長要因。それに続いたのは「旅行」で、検索ボリュームは2019年1〜3月の「コロナ前」の水準を上回った。
「ビーチと島」のようなクエリは2019年と比べ27%検索回数が拡大。「バケーションレンタル」も37%増となった。「パスポートをオンラインで」のようなクエリは昨年比で80%増、「旅行保険」は同じく倍増した。