2022年04月25日 19:45
ビヨンセにリアーナ…新興ブランド「デストレー」が女性投資家だけで資金調達 
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仏・パリを拠点とするファッション企業・デストレーが22日、シリーズAラウンドにおいてセコイア・キャピタル及び女性の個人投資家を引受先とする資金調達を発表した。

デストレーはハットブランドとしてスタートしたブランドだ。売上の6割はD2C。2015年、ラエティシア・ロンブローゾとジェラルディーヌ・ギヨが共同で創業した。ギヨの夫はLVMHグループ会長のベルナール・アルノ―の次男・アレクサンドル・アルノー。

今回投資家としてジェシカ・アルバ、ビヨンセ、リアーナ、リース・ウィザースプーンなどビッグネームが並ぶ。化粧品ベンチャー「Glossier」創業者のエミリー・ワイスやベネズエラの実業家のカルメン・バスケッツなどビジネス分野の投資家も集まった。

セコイア・キャピタル・チャイナの投資パートナーであるアンジェリカ・チャンが本ラウンドを主導。チャンはVOGUE Chinaの元編集長で、セコイアのファッションポートフォリオを拡大させている。

ギヨはあえて男性投資家を断った。「影響力を持つ女性たちのビジョンは、デストレーの展望を反映されていきます」とギヨはコメントしている。

今回の資金調達によりグローバル展開を加速させる。日本でも20日、「デストレー」の日本総代理店となったことをグルッポタナカが発表している。