米アマゾンが先ごろ、インドのソーシャルコマーススタートアップのGlowRoadを買収したという話を複数の媒体が報道。買収額は不明だが、全額現金での買収だという。

GlowRoadは2017年に創業。本社はインドのバンガロール。商品の再販ビジネスを支援するプラットフォームを運営。顧客に商品を卸値で販売し、FacebookやWhatsAppでの再販を支援。物流ネットワークや現金回収機能も提供している。

同社はインド国内の2,000以上の都市でサービスを展開し、600万人以上のリセラー網を構築。これまでに約3,200万ドルの資金を調達。直近2020年の調達時の評価額は7,500万ドルとなっていた。

アマゾンの広報担当者は「GlowRoadのサービスをアマゾンの技術やインフラ、デジタル決済機能で補完する」とコメント。「さらなる効率化とコスト削減をもたらす」としている。

インドのソーシャルコマース分野では、米ウォルマート傘下のFlipkartが昨年「Shopsy」というプラットフォームを開始。YouTubeも昨年、現地のSimsimというスタートアップを買収していた。