メタバース上で“バーチャル歌い手”に、SNS「topia」累計10億円調達
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バーチャルカラオケSNS「topia」を運営するアンビリアルは4月21日、シリーズBラウンドで約5.5億円の資金を調達したと発表した。融資を含む累計調達額は約10億円になった。
自分だけの3Dアバターを作ってフェイストラッキングで自在に動かし、ユーザー同士でリアルタイムなカラオケや雑談を楽しめるアプリ。ファンや仲間からギフトアイテムを受け取ることで、収益化も可能だ。
アクティブユーザー(翌日継続ユーザー)のうち約半数が配信者。「他のサービスと比較して驚異的な高さ」を誇るという。収益化しているアクティブユーザーは月間5,000人を超えている。
調達した資金は、プロダクト開発やマーケティング拡充、採用活動などにあてる。
同社は「メタバース上での個のクリエイティブ活動支援については、まだまだ進展の余地がある」と展望。今後は「歌って広められる」ユーザー体験も提供する計画だ。楽曲をつくるクリエイターやイラストレーターも参加でき、自身のコンテンツを拡散・収益化できるようにする。
調達元の一つ、三井住友海上キャピタルの担当者は「ユーザー1人1人が配信者であり視聴者でもある、強い双方向性は、他のサービスにはない独特なもの」とコメントしている。