2022年04月20日 17:30
「みんなが売れる営業に」 ナレッジワーク正式リリース
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ナレッジワークが4月20日、営業支援クラウド「ナレッジワーク」を正式リリース。シリーズAラウンドで10億円の調達も発表。累計調達額は14.2億円になった。

リンクアンドモチベーション出身の麻野耕司氏が2020年に創業。以来2年間、非公開で開発を進めてきたのが「ナレッジワーク」だ。

同サービスは「みんなが売れる営業になる」をコンセプトにした「セールスイネーブルクラウド」。営業力強化メソッドとして米国で普及しているセールスイネーブルメントをクラウド化し、営業生産性向上を支援する。

具体的には、営業資料やノウハウを共有する「ナレッジ」、営業向け学習プログラムを作成できる「ラーニング」などを1ツールで提供。既にサイバーエージェントなどで採用実績がある。料金は月額制だ。

日本の営業生産性は国際的に低水準。属人的な営業活動や非効率な商談準備などが原因とされる。欧米のセールスイネーブルメント導入企業では予算達成率が10.6%、成約率が5.6%アップするといった成果があるという。

調達資金はナレッジワークの開発や組織体制強化などに投資する計画。麻野氏は「個人の能力向上と企業の営業生産性の向上を同時に実現できるメソッド」とアピールし、「次は世の中の『仕事』を塗り替えていきます」と新たな取り組みも示唆している。