解約1%未満・待ち多数、別荘サブスク「SANU」10億円調達
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自然に囲まれた環境のキャビンに、月額5.5万円でいつでも滞在できるサービス「SANU 2nd Home」を提供するSanuが4月20日、シリーズAラウンド1stクローズで約10億円を調達したと発表した。累計調達額は約35億円になった。
白樺湖や八ヶ岳など、都心からアクセスしやすい自然豊かなエリアのキャビンにいつでも滞在できる“セカンドホームサブスクリプションサービス”を運営。スマートフォンで会員登録をするだけで利用できる。
現在、3拠点19棟を運営。2021年4月のリリース時点で会員枠がすぐに完売。同11月のサービス開始から5カ月間で、ウェイティングリストへの登録が2,300人に達したという。
従来の別荘市場は販売・賃貸モデルが中心で利用のハードルが高かった。SANUは初期費用なしの“サブスク別荘”を提供することで、セカンドホームを持つハードルを下げる。
2022年初夏までにさらに4拠点31棟を開業し、累計7拠点50棟を運営予定だ。調達した資金を活用し、2024年まで20拠点200棟を目標に拠点開発、システム開発を進める。人材採用にも投資する。
将来は、100万世帯(日本の全世帯の3%)がセカンドホームを定期利用するような市場の拡大を想定。人と自然が共生する社会の実現を推進するとしている。