英エネルギー大手のBPと豪EV充電インフラ企業のTritiumは4月18日、EV用充電器供給と関連サービスの提供に関する複数年契約を発表。グローバルなEV充電網の構築を目指すBPはまず、英国とオーストラリア、ニュージーランド市場向けに約1,000台の充電器を発注する。

Tritiumは2001年に創業。2022年1月に米ナスダックにSPAC上場。本社はオーストラリアのブリスベン。EV用のDC急速充電器を開発・製造し、世界41カ国以上で販売している。

BPは、2050年までに温室効果ガス排出量をネットゼロにする目標。今年3月には、EV充電インフラに10年間で10億ポンドを投資する計画を発表。EV充電事業であるBP Pulseは、2030年までに英国内の充電拠点数を約3倍に増やすことを目指している。

英国では両社の発表の同日、政府がEVインフラ戦略を発表。2030年までに少なくとも30万か所の公共充電拠点を設置する計画を明かしている。

なお、今回の契約を受けてTritiumの株価は急上昇。発表当日に12%以上値上がりした。