エンジニアマッチング「Findy」が15億円の資金調達
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ハイスキルエンジニアマッチングサービス「Findy」を運営するファインディは19日、シリーズCラウンドで約15億円の資金調達実施を発表した。既存投資家に加え、トレジャーデータの創業者が設立したCarbide Venturesを迎える。
同社は「Findy」「Findy Freelane」などのマッチング事業を主としている。それらの登録ユーザーは3年で約8倍となる8万人に成長した。導入企業は延べ750社を超える。
今回の資金調達の目的は、既存事業のプロダクト開発体制の増強だ。本業を強化する一方で、同社は今月には国内外居住の外国人ITエンジニアに特化した採用支援サービス「Findy Global」の提供も開始した。
2017年に同社はエンジニアのスキル偏差値測定機能を開発。GitHubの活動履歴をもとにAI解析、開発言語別に技術力を算定できる。この機能をグローバルでも活用することで、企業のハイスキルなエンジニア候補者の母集団形成に寄与する考えだ。
テストマーケティングを開始した1月からすでに6,000人の海外エンジニアユーザーが登録しているという。登録者の国籍はインドやバングラデシュが中心だ。その背景にあるのは、日本の給与水準の差があるという。2024年末に10万人の登録者数を目指す。