2022年04月18日 17:38
「ORiental TRaffic」のダブルエー、ECを強化
Shutterstock

ORiental TRaffic」など婦人靴のSPAを展開するダブルエーが4月18日、成長可能性に関する資料を公開。人気の「跳べるパンプス」などを生み出すブランドの強みをアピールした。

2002年、東京・下北沢にORiental TRafficの1号店を出店して創業。値頃感のあるパンプスを主力に、「NICAL」などブランドを拡大。2020年には同業の卑弥呼を子会社化した。181店舗(うち海外22)を運営し、2022年1月期は売上高157億円(前年比20%増)。

画像名

徹底した現場主義を掲げる。企画担当者が販売から商品企画、生産、品質管理まで担当し、顧客の声を迅速に商品化につなげる企画開発力が強み。ショッピングモールなどのディベロッパーからの出店要請も多い。

国内市場は働く女性の増加を背景に底堅く推移し、ECとスニーカー市場の拡大もトピック。スポーツブランド「ORTR」のスニーカーや高価格帯の卑弥呼の強化で新規顧客の取り込みを促進し、EC限定商品の拡充で現在21.3%のEC率を引き上げていく。

海外事業にも注力。中国ではインフルエンサーを起用したライブコマースを活用してブランド認知と売上拡大を図っていく。2023年1月期は売上高174億円(10.8%増)、営業利益9億円(13.1%減)を見込む。