Peloton、6月1日からサブスク料金を値上げへ
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米コネクティッドフィットネス大手のPelotonは4月14日、サブスク料金の値上げを発表。一方、フィットネス機器の価格については値下げを実施する。
今回値上げの対象となるのは、北米のオールアクセス会員の月額料金。6月1日以降、米国では現行の39ドルから44ドルに、カナダでは49カナダドルから55カナダドルに値上げする。ただし、北米以外の会員、デジタル限定会員の月額価格は据え置きとなる。

一方、フィットネス機器については、フィットネスバイク「Bike」の価格を300ドル値下げ。また、上位モデル「Bike+」は500ドル、トレッドミル「Tread」は200ドルの値下げとなる。
Pelotonは新型コロナ禍で業績が拡大し、株価も急上昇。しかし、巣ごもり特需が終了すると成長は鈍化。株価もピーク時の6分の1以下まで下落。今年2月8日には、ジョン・フォーリーCEOの退任と約20%の従業員削減を発表していた。
新CEOに就任したバリー・マッカーシー氏はNetflixやSpotifyで幹部を務めた人物。サブスクモデルの一新を検討しており、今年3月にはバイクのレンタルプランを試験的に開始。今回の価格改定もコミュニティ拡大を目指す同氏のビジョンの一環だといい、新たな顧客層にアプローチする狙いとみられる。