2020年12月04日 07:05
売上加速、市場からの期待積み増し
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米電子契約サービス「DocuSign」が先ほど8〜10月期決算を発表した。リモートワークの重要性が増す社会情勢がDocuSignの業績にも表れている。

  • 売上高は3.8億ドル、前年比53%増に加速
  • 前回予想の上限(3.6億ドル)をさらに上回る
  • 営業損失は4,847万ドル
  • 顧客数は全体で82.2万社(前年比46%増)
  • そのうち法人顧客は11.3万社(同64%増)

DocuSign

CEOのダン・スプリンガーも「追い風はある」と自信を見せる。直近の受注額を示す「Billings」は前年比63%増の4.4億ドル。

収益性も改善しており、営業キャッシュフローは前年比40倍の5,740万ドル。売上に対して15%ほどのマージンとなっている。

フリーキャッシュフローも3,810万ドルと、前年のマイナス1,410万ドルから好転した。

4Qの売上予想は4.04〜4.08億ドル。前年比では47〜48%の増収となる。市場はこのトレンドを好感しており、決算当日に6%、発表後の時間外取引でも6.8%もの高騰となった。

昨晩時点での時価総額は428億ドルで、通期売上予想(14.26〜14.3億ドル)の30倍ほど。