2022年04月13日 17:08
「PR TIMES」高成長、23年2月期は投資期
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プレスリリース配信サービス提供のPR TIMESが4月13日に2022年2月期本決算を発表。売上高は前期比28.9%増の48.5億円、営業利益は同40.9%増の18.3億円と、増収増益だった。23年2月期は投資期と位置づけ、9期ぶりの増収減益を計画。

売上高25%超の成長は創業以来15期連続。本社移転費用や広告宣伝費などを吸収し、営業利益は7期連続で過去最高を更新した。

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PR TIMESは国内上場企業の半分以上が利用し、サイトPV数は月間5,880万 (前年比13%増)。リリースの掲載件数は順調に伸び、画像や動画の掲載数も増えるなどリッチメディア化が進む。

タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」は有料利用企業1,765社、クラウド情報整理ツール「Tayori」の有料アカウント数は661アカウントに拡大。

2023年2月期は、地方企業向けマーケティングなど広告宣伝費に前年比3.5倍の11.9億円を計上する予定だ。直近1年間のPR TIMES利用企業は東京都所在企業が62.8%。一方で、地域が抱える社会課題には、販路の拡大や関係人口の創出など「PR TIMESが挑戦できる課題がある」という。

通期業績予想は売上高59.5億円(前期比22.6%増)、営業利益16億円(同12.8%減)を見込む。また、2023年2月期はアメリカに進出する準備も計画。海外進出関連費として2億円を投じる。