2022年04月12日 17:15
東宝、大幅増益 「呪術廻戦0」「シン・エヴァ」などヒット連発
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東宝は4月12日、2022年2月期通期決算を発表。売上高が前期比19.0%増の2,283億円、営業利益が同78.0%増の399億円と好調だった。コロナ禍の反動需要に加え、「劇場版 呪術廻戦 0」が興行収入132.5億円を超えるなど、複数の大ヒット作品が寄与した。

映画作品では「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(興行収入102.8億円)、「名探偵コナン 緋色の弾丸」(76.5億円)、「竜とそばかすの姫」(66.0億円)などアニメ作品で大ヒット連発。

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映画興行は、時短営業や酒類販売の制限などがあったものの、ヒット作の支えで増収増益を確保した。

新たに、2032年までの中期経営計画を発表。2025年までの3年間で計1,100億円程度を投資。最高益(528億円)の更新、ROE 8%以上を目指す。2032年には営業利益750~1,000億円、ROE 8~10%程度を達成する目標だ。

アニメ事業を重視。映画、演劇、不動産と並ぶ事業の「第4の柱」に位置づける。投資額の内訳は、コンテンツの企画開発や人材採用などコンテンツ関連で500億円。不動産関連で500億円、新規シネコン出店に50億円、海外展開・DX関連に50億円。大型M&Aへの投資は別枠で検討する。