2022年04月12日 17:31
Salesforceコンサルのサークレイスが上場
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Salesforce関連コンサルティングなどを手がけるサークレイスが4月12日、東証グロースに新規上場。成長可能性に関する資料を公開した。初日は買い注文が殺到し、公開価格の2.3倍まで気配値を切り上げたが売買は成立しなかった。

パソナグループとSalesforceコンサルティング企業Tquilaが合弁で設立し、米salesforce.comも出資。ナレッジ管理SaaS「Circlace」など自社プロダクトも展開している。

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2023年3月期の予想売上高は27.8億円(前年比23%増)。SalesforceとビジネスプランニングSaaS「Anaplan」の導入・運用コンサルが6割を占める。残り4割はSalesforce関連カスタマーサクセスや教育、自社SaaSによるリカーリングビジネスだ。

Salesforce関連国内市場は2026年に4.9兆円と、5年で2.4倍に拡大すると予測。コンサルからアジャイル開発による迅速な導入、豊富な経験に基づく運用・定着化まで、一気通貫で提供できる強みで差別化する。

IT人材を育成する独自の社内ノウハウを確立し、これを生かしたリカレント教育事業もの立ち上げも計画。自社SaaSは既存顧客を通じた拡販を進めていく。