Z世代がはまる通話SNS「Yay!」16億円調達、トークン発行など“Web3対応”へ
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匿名コミュニティーアプリ「Yay!(イェイ)」を運営するナナメウエは4月6日、ベンチャーキャピタルなどからシリーズBラウンドで16億円を調達したと発表。トークンの発行などWeb3関連機能の開発や人材採用などにあてる。
Yay!は2000年にリリースしたコミュニティーアプリ。同じ趣味を持つ同年代同士、匿名で音声通話したり、掲示板上でチャットしたりできる。利用者は“Z世代”と呼ばれる若者が中心。登録者は2022年2月に500万人を突破したという。
同社はこれまでYay!を、「同世代が好きなことでつながる音声通話アプリ」と定義していた。今回のリリースでは「同世代 × 趣味趣向でつながるバーチャルワールド」と定義を変更。「次世代バーチャルワールド」を目指すと説明する。
今後、Yay!上でトークンエコノミーを形成するとともに、ユーザーがサービス運営に直接関与できる「Web3時代の新しい居場所」を生み出すという。調達した資金は、そのための機能開発や、採用・人材育成などにあてる。
出資企業の一つであるSBIインベストメントの小野晃輝氏は「日本初のWeb3時代のグローバルSNSをこのチームなら作ってくれると確信している」とコメントしている。