2022年04月04日 20:38
マンションでもEV充電 ユビ電、4億円調達
Shutterstock

EV充電サービス「WeCharge」を展開するユビ電は4月4日、SBIインベストメントが運営するファンドと、ENEOSのCVCを引受先とする第三者割当増資により、総額4億円の資金を調達したと発表した。

EVユーザーにとって日々の充電は課題だ。マンションなど住居の駐車場にコンセントがない場合は充電スタンドに通う必要があるが、日本は充電スタンドの整備が不十分だ。

WeChargeは、マンションやオフィスの駐車場、商業施設などに共用コンセントを設置し、EVユーザーに提供するサービス。

コンセントに設置したQRコードを専用アプリで読み込めば充電がスタート。充電量に応じた料金をクレジットカードで精算できる。アカウントが一つあれば、マンション、職場、ホテルなどで“いつでもどこでも”「じぶんの電気」を使えるとうたう。

創業は2019年。KDDIや日本HP、ソフトバンクなどを経て独立した山口典男氏が設立した。2021年5月に東京ガスと資本業務提携している。

調達した資金は、プロダクト開発・マーケティング・海外展開・人材採用の強化と、充電インフラの拡充に投じる。