2022年04月01日 13:44
アップル、中小企業向けデバイス管理サービスを提供開始
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Shutterstock

米アップルは3月31日、新たな定額制サービス「Apple Business Essentials」の提供開始を発表。中小企業向けにデバイス管理や年中無休のサポート、iCloudストレージなどを組み合わせたもので、米国で開始となる。

新たなサービスは、セットアップからアップグレードまで、デバイス管理のライフサイクル全体を通じて中小企業を支援。対象となるのはiPhoneやiPad、Macなどのデバイス。セキュリティやバックアップ、修理や優先サポートも提供する。

価格については、デバイス1台とストレージ50GBのプランで月額2.99ドルから。優先サポートが受けられる「Apple Care+ for Business Essentials」の追加で月額9.99ドルから。すべて顧客が2か月の無料トライアルを利用できる。

アップルは近年、iPhoneに代わる収益源としてサービス事業に注力。同事業はすでにiPhoneに次ぐ売上規模に成長。2021年通期の売上高は前年比27%増の684億ドルまで拡大した。

米調査会社ロペス・リサーチのアナリストは同サービス発表時、ほとんどのデバイス管理ソフトウェアが大企業向けとなっている現状を指摘。中小企業にとってアップル端末の魅力が高まる可能性にも言及していた。