2022年03月30日 17:22
「データで判断をアップグレード」掲げるギックスが上場
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データ分析に基づくコンサルティングや関連サービスを提供するギックスが3月30日、東証マザーズに新規上場。公開価格(1,070円)を8%下回る985円で初日の取引を終えた。終値ベースの時価総額は54.1億円。

日本IBM出身の3人が2012年に創業。「データドリブン」から一歩進み、データを活用して人間の判断をアップグレードする「データインフォームド(DI)」を掲げる。事業課題を数学的アプローチで解決するDIコンサルティングや関連ツールの提供が主力事業だ。

ギックス

コンサルタントの稼働とツールのライセンス利用料が収入源。2022年6月期は売上高9.7億円(前年比33.8%増)、営業益0.2億円(62.5%減)を見込む。

企業の事業課題を理解し、膨大なデータを用いた分析や数理最適化を行い、課題解決を仕組みとして実装できるコンサルノウハウと技術力が強み。日本ユニシスやJR西日本、ローランド・ベルガーなどパートナーとの協業も実績につなげている。

DIによる判断の改善は、無駄が顕在化しにくい現場レベルの日常的な業務判断で余地が大きいとみる。DIによる付加価値向上効果は2022年に2.9兆円と試算し、そのうち業務判断領域は2.0兆円。パートナー企業に顧客を紹介してもらうエコシステムを構築し、新規開拓を加速する。