2022年03月25日 17:41
電力価格が一段高、ENECHANGEへの影響は
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電力・ガス切替サービスなどを運営するENECHANGEが3月25日、最近の電力価格高騰を受けた投資家からの質問に回答。同社株価は4カ月で80%下落している。

2015年創業のENECHANGEは、家庭・法人が電力・ガス会社の比較・切替をワンストップで行える「エネチェンジ」や事業者向けSaaSを運営。顧客獲得に応じた事業者からの報酬と利用料が収入源だ。

電力業界を襲っているのは、世界的な資源高。コロナ渦からの回復に伴う需要増にウクライナ情勢が一段高を促し、火力中心の国内電力取引価格が高騰。JEPXの3月26日受渡分は25.5円/kWhと、1年前の実に5倍だ

このため電力小売りを手がける新電力各社の収支が悪化し、経営破綻撤退が相次ぐ。地震の影響で首都圏の電力需給も逼迫する。

ENECHANGEは3月7日時点では「ポジティブとネガティブの両方の効果がある」と説明。料金高騰で電力切替需要が高まる一方、報酬が減額される可能性があるためだ。

だが足元では、事業者が新規獲得を停止したため切替を申し込んでも紹介できないケースも発生するなど、見通しが悪化。状況が改善するまで広告費の大半を一時停止するなど、投資抑制で業績インパクトを最小化する。業績予想(通期売上高40億円)は据え置くが、状況を注視するという。