年平均成長率130.4%、ファンコミュティで稼ぐ「Fanicon」
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アーティストやVTuberなどタレント(アイコンと呼ぶ)とファンをつなぐ有料コミュニティーアプリ「Fanicon」が急成長している。運営元のTHECOOが3月25日、成長可能性に関する資料を公開した。同事業の年平均成長率(直近4年)は130.4%に上るという。
2017年にスタートしたFaniconと、法人向けインフルエンサーマーケティング事業を展開。2021年12月期のFanicon事業は売上高19.2億円で、法人事業の15.5億円と逆転した。

Faniconは、月額制ファンコミュニティを手軽に作れるアプリ。小規模から開設でき、コンテンツ販売やライブ配信、くじの販売、ファン同士の交流の場などの機能を備える。
同社の収入源は、ファンが支払う月額料金と、くじなどを購入するためのポイント課金。21年12月時点で、アイコン数2,213、有料ファン会員数16.1万、ARPUは1,272円(サブスク562円+サブスク外710円)。一度入会したファンは平均20カ月以上継続するなどエンゲージメントは高い。
今後はスポーツなど新ジャンルを開拓する他、海外展開も進める。アイコンによるNFT販売などWeb3関連機能も採り入れていく計画。2025年12期までCAGR50%増の伸びを維持し、営業利益率8%の達成を目指す。