2022年03月24日 17:38
メタバースで“VR英語学習” 米Immerse、10億円調達
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メタバース空間で英語を学べるサービスを提供する米Immerse(イマース)は3月24日、シリーズBラウンドで900万ドル(約10億円)の資金調達を行ったと発表。累計調達額は1,150万ドル(約13億円)になった。

2017年設立。生徒と講師はVRゴーグル(Meta Quest)を装着し、3Dバーチャル空間でアバター同士で会話する。

遠隔でも、お互いの存在を近くに感じながら、リアルタイムに言語学習を行える。学校や店舗、カフェなど、英語圏の実社会を模した仮想空間でレッスンでき、実践的な英語力を身につけられるという。

アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカの英会話スクールや大学と提携し、VR空間上の英語学習や研究などに使われている。日本では、中央大学や宮崎大学で少人数の実証実験を行った他、英会話大手のイーオンでパイロットレッスンを行うなど、実験的な展開を進めている。

2022年夏からは、スペイン語を皮切りに、英会話以外の多言語にも順次、対応していく予定だ。

調達した資金でチームを増強する計画。今後数カ月間に、グローバルチームを現在の約3倍に拡大する。製品開発の強化や、主要なVRプラットフォームへの対応も計画している。