2022年03月22日 13:41
ウォーレン・バフェット氏のバークシャー、米保険会社を116億ドルで買収
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ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社のバークシャー・ハサウェイは3月21日、米保険会社のアリゲニー買収を発表。買収額は116億ドルで、同社にとって過去5番目の規模の大型買収となる。

アリゲニーは1929年、鉄道事業家のヴァン・スワリンゲン兄弟が創業。本社はニューヨーク。投資持株会社としてスタートし、現在は再保険および保健事業が主な収益源となっている。

2021年通期の売上高は前年比34.9%増の120億400万ドル。売上高の主な内訳は、正味収入保険料が約71億ドル。非金融事業を手がけるAlleghany Capitalの製品およびサービス収入が約37億ドル。純投資収益が約5億ドルなど。

バークシャーは自動車保険会社のGeicoや再保険会社のGeneral Reなどを傘下に保有。再保険会社のTransatlantic Holdingsを傘下に持つアリゲニーの買収で、中核の保険事業を拡大する。

アリゲニーのジョゼフ・ブランドンCEOは過去にGeneral ReのCEOを務めていたこともあり、バフェット氏とは旧知の仲。Reuterでは「ビジネスモデルや文化の点で、両社は非常にフィットする」と指摘するアナリストの声も紹介されている。

なお、この買収は2022年第4四半期に完了する見込み。