2022年03月15日 16:11
ツクルバ、カウカモの次は「ウルカモ」をリリース
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リノベーション物件のマーケットプレイス「カウカモ」を運営するツクルバが15日、2022年7月期上期決算を発表。売上高は12.2億円(前年比60%増)と続伸し、営業損失は約5億円だった。

主力のカウカモ事業は期初方針に沿った取り組みが進捗、3か月間のGMVは88.1億円(同62%増)だった。全社売上総利益は4.2億円(3か月間)で過去最高。

カウカモ GMV

エージェント外部化により低下傾向にあったテイクレートが改善、3か月間で4.4%となった。外部環境(コロナ禍による需給逼迫)起因の手数料率の押し下げ圧力が解消に向かっているとする。

自社企画商品の供給が増加(上期累計で前年比3.7倍)したほか、自社エージェント比率を再び高めたことでも改善。下期以降も堅調に推移する見込み。

2022年2月には売出前中古不動産のマッチングプラットフォーム「ウルカモ」をリリース。実売買取引の増加によるGMV拡大、構造的なテイクレート改善への寄与を想定する。

マクロ環境による影響は限定的とする中、固定費を中心にコスト削減を推進。通期売上予想は24.5億円(前年比51%増)、営業損失は8.9億円を計画し、来期にかけて赤字幅の縮小を目指す。