2022年03月14日 17:39
化粧品D2Cのプレミアアンチエイジング、「DUO」伸び悩み
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クレンジングバーム「DUO」をはじめとした化粧品販売を手掛けるプレミアアンチエイジングは3月14日、2021年8月~22年1月期決算を発表。四半期の売上高は81億円(前年比0.06%増)、営業利益は1.7億円(同89%減)だった。

売上構成比87%を占めるDUOの出荷個数は減少傾向だ。通販(D2C)は横ばいだが、卸売り販売個数が前四半期比で急減。要因として「1Qに小売店の棚替えで出荷を拡大した反動」などを挙げている。

プレミアアンチエイジング

若年層向けオールインワンブランドとして2019年に投入した「CANADEL」(構成比12%)は、テレビCMなどのマーケティング効果で伸びた。2022年1月の通信販売の月商は4億円間近と過去最高を更新した。

減益は販管費の拡大によるもの。経営基盤強化のためのシステム投資や、人員補強に伴う採用教育費、中国を中心とした海外投資などにより、一時的に増加したという。海外投資は、戦略が確定するまで抑制する。

3Q以降は、男性向け化粧品「DUO MEN」や、30代から向けのヘアケア製品「clayence」を投入。新たな市場を開拓して収益の柱に育てていく。