“オフィスで野菜”地方で拡大 13億円調達
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オフィス向けにサラダやフルーツなどを届け、健康経営を支援する「OFFICE DE YASAI (オフィスで野菜)」を運営するKOMPEITOが、第三者割当増資で約13億円を調達した。2012年の創業からの累計調達額は約20億円になった。
2014年にサービスを開始。オフィスに設置した冷蔵庫・冷凍庫に、サラダやフルーツ、お惣菜などを定期的に届ける。
これまで全国で累計3,500拠点以上に導入された。「コロナ禍でも新規契約件数を150%以上伸ばしてきた」という。特に、東京以外の地方エリアの契約が伸長。2019年は53%だったのが、2021年には83%を占めた。
出勤が続く業界や、リモートワーク化により社員食堂の運営を維持できなくなった企業などの需要を取り込んだという。
今回、既存投資家のニッセイ・キャピタル、インキュべイトファンドに加え、政府系ファンドのJICベンチャー・グロース・インベストメンツ、中国銀行など6社から投資を受けた。
今後は地方での製造パートナー開拓をさらに積極化。すでに北海道、関東、関西、沖縄に製造工場や物流網を拡大しているが、さらに全国に広げる。自販機でサラダを販売する新規事業「SALAD STAND(サラダスタンド)」の拡大にも投資する。