SoFi 上場後も成長続く
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米フィンテック企業「SoFi」が3月1日、2021年10〜12月期決算を発表。売上高は2億8,600万ドル(前年比67%増)で、過去最高を更新した。税引前損失は1億945万ドルだった。
SoFiはスタンフォード大院生らが2011年に設立。学生ローンが原点で、住宅ローンなども扱う。株取引、暗号資産トレーディングも手がける。2021年、SPACとの合併を通じてナスダックに上場した。

日本ではソフトバンクグループが出資したことでも知られる。2021年にはNFLの競技場の命名権を獲得。「ソーファイ・スタジアム」と名付け、2022年のスーパーボウルが行われた。
インフルエンサーを起用したキャンペーンも展開し、ブランドの知名度が向上。当四半期に増えた顧客は過去最高の52万件で、合計350万件に迫る。レンディング事業が大きく伸びた。
2020年に買収した米Galileo Financial Technologiesでの取り組みも進める。企業などに決済サービスを提供し、アカウント数は1億件(前年比67%増)。テクノロジープラットフォームの売上高は5,330万ドル(同55%増)に上った。