2022年03月01日 19:56
AI導入支援「セカンドサイトアナリティカ」がIPO
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AI・機械学習の導入支援を展開するセカンドサイトアナリティカの東証グロース新規上場が承認された。上場予定日は4月4日。想定発行額(1,290円)に基づく上場時の時価総額は33億500万円。

2016年に創業。企業のビジネス課題を解決するデータ分析・機械学習モデル構築を支援するコンサルティングと、AIモデル構築SaaS「SkyFox」などのプロダクト事業を展開する。エクシオグループとTISが各13.54%を保有する筆頭株主。新生銀行やセブン銀行なども出資している。

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2021年4~12月期の売上高は4億5,900万円、営業利益は3,000万円。収入は導入時のフロー売上と運用フェーズのストック売上で構成。現在はフローが3分の2だが、ノウハウを生かしたプロダクトの強化でストック比率を高めたい考えだ。

映像解析AIエンジンではNTTドコモ、AIによるM&Aマッチングモデルでは新生銀行と共同で実証実験。ファミリーマートの電子マネー「FamiPay」が採用したデータ分析に基づく与信機能の構築支援など、大手との協業実績も多い。

上場に伴う公募増資で5,434万円(手取概算額)を調達。AIエンジニアやデータサイエンティストなどの人材確保や、データ分析用サーバの新設費用、人員増加に伴う本社移転資金に充てる。