2022年03月01日 19:58
SBIホールディングス、45%増収
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SBIホールディングスは2月28日、2021年4〜12月期連結決算(IFRS基準)を発表。収益は5,274億円(前年比45.6%増)だった。税引前利益は3,734億円(同4倍)でともに過去最高を更新した。

SBIは2021年12月、株式公開買い付け(TOB)で新生銀行を連結子会社化。新生銀が国内基準での会計だったため、調整に時間がかかり連結決算の発表を延期していた。通期でSBIの連結業績に影響するのは2023年3月期からとなる。

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収益は、証券や銀行などの金融サービス事業をはじめ全セグメントで増加。特に、アセットマネジメント事業は株価上昇により前年比88.7%増の2,430億円だった。

北尾吉孝社長は決算発表で、新生銀の社名変更を検討していることを明らかにした。「名は体を表す、意識改革の上で必要だ」と意義を説明。傘下のSBIネット証券などと提携して金融商品を仲介する新規事業も発表した。

なお、SBIはロシアに完全子会社のSBI Bank(モスクワ)がある。軍事侵攻の影響について北尾社長は「小さい会社。影響は全くない、極めて軽微だ」と述べている。