2022年02月28日 17:49
メルカドリブレ、GMV拡大で売上高20億ドル突破
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ラテンアメリカのEC最大手MercadoLibre(メルカドリブレ)は2月22日、2021年10〜12月期決算を発表。売上高は21億ドル(前年比60.5%増)で、四半期で初めて20億ドルを超えた。営業利益は2,330万ドル(前年は2,510万ドルの赤字)だった。

MercadoLibreは中南米最大級のECモール。ブエノスアイレスに本社を置き、18か国でサービスを展開。普及率の高さから「中南米のAmazon」と呼ばれる。2007年、ナスダックに上場した。

メルカドリブレ

同四半期に取引された商品は2億8,790万点。GMV(取引総額)は前年より21.2%増の80億ドルに上った。サービス提供エリアの拡大に努め、80%の地域で注文から48時間以内に配達できる。

フィンテック事業も大きく拡大。クレジットカードを元来利用しない人向けに始めた決済サービス「Mercado Pago」(パゴ)。QRコードなどにも対応し、利便性が好まれて堅調に成長している。パゴを利用した取引は242億ドル(前年比52.1%増)だった。

同社のペドロ・アーントCFOは「主要なビジネスで高成長を維持し、2年連続で営業利益を上げたい」と意欲的だ。