ビッグデータ処理のダブルスタンダード、82%の増収
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ビッグデータ処理関連事業を展開するダブルスタンダードが2021年4~12月期決算を発表。売上高は82.2%増の54.8億円、営業利益は94.0%増の13.5億円と大幅な増収増益だった。
2012年に創業。取得したビッグデータの質を高めるデータクレンジングや高精度なOCR、顔認証がコア技術。eKYC(本人確認)システムは野村証券やネット証券会社などに採用されている。2019年にSBIグループが資本参加した。

取引企業数は68社と、前期から5社増。ストック型案件の積み上げに加え、新規案件の獲得も進み、売上高は順調に推移。一時的なスポット案件が利益を押し上げた。
2021年11月にはリアルワールド(東証マザーズ上場)への出資を発表。各種ポイントを独自ポイントに交換できる「RealPay」と関連サービスにビッグデータ関連技術やeKYCを提供するなど協業を進める。
現在は金融、不動産業界がメイン。データクレンジング関連案件の堅調な成長をベースに、今後は新領域へ積極的に参入する。2022年3月期通期は売上高64億円(42.1%増)、営業利益は17億円(53.3%増)を見込む。