米半導体大手のインテルは2月17日、独自のGPU「Intel Arc」のロードマップ更新を発表。この独立GPUのデスクトップ版について、発売を2022年第2四半期に延期することを明らかにした。

インテルは2021年8月、消費者向けGPUの新ブランドとしてIntel Arcを発表。第1世代の「Alchemist」を2022年第1四半期に発売する計画を明かしていた。

新たなロードマップによれば、このGPUはノートPC向けが2022年第1四半期に発売。デスクトップ向けアドインカードが第2四半期に、ワークステーション向けが第3四半期になるという。

同社はこのGPUの2022年出荷数について、ノートPC搭載を含めて400万枚以上との見積もりに言及。この製品を管轄する事業部門のAXGグループは、2022年中に10億ドル以上の売上を見込む。

なお、同社はArcの第3世代GPUとなる「Celestial」についてもアーキテクチャ開発の開始を発表。同製品が「ウルトラ・エンスージアスト（極めて熱心なゲーマー）向けになる」としている。