ALBERT、ビッグデータ分析で過去最高益
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ビッグデータ分析のALBERT(アルベルト)が2月15日、2021年12月期の決算を発表。売上高は前年比23%増の33億3,800万円、営業利益は74%増の4億3,600万円でともに過去最高に。人材コストの増加を売上高増で吸収し、2022年12月期の営業利益は前期比51%増の6億5,700万円を見込む。
ALBERTはAIや脳知能学などに長けたデータサイエンティストが約240人在籍。データ分析やアルゴリズム開発が得意で、製造業や流通業など幅広い顧客のビッグデータ活用を支援する。

2021年12月期の売上高のうち、重点産業と位置付ける通信や流通向けが8割を占め、1年以上の継続取引も8割を維持。安定した顧客基盤で5期連続の増収を続ける。
2021年6月にはSBIホールディングスとの資本業務提携を発表。マーケティングを最適化するAI開発に取り組む。2021年12月にはNECとDX支援で協業すると発表するなど、大手企業との連携を強化している。
2022年はデータサイエンティストを30人ほど増員予定。今後2~3年かけてAI実装など既存事業で50億円超の売上高規模を目指す。それにM&Aや提携先との共同開発などを含めて成長を加速させる方針だ。