2022年02月16日 14:49
インテル、半導体受託生産大手を買収
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米インテルは2月15日、イスラエルの半導体受託生産大手のTower Semiconductorの買収を発表。買収額は54億ドル。拡大する半導体需要に対応する。

Tower Semiconductorは1993年創業。1994年にナスダック上場。本社はイスラエルのミグダルハエメク。自動車、医療、産業、航空宇宙などの業界向けにアナログ半導体ソリューションを提供。2021年7〜9月期の売上高は3億8,700万ドル。

今回の買収で、インテルは半導体の受託生産サービスを強化。また、Towerが持つRFや産業用センサーなどの特殊技術やノウハウを取得する。

同社はプレスリリースの中で、Towerの特殊技術ポートフォリオや地理的広がり、顧客との密接な関係、サービス第一のオペレーションに言及。「インテルの受託生産サービスを拡大し、受託生産の世界的プロバイダーになるという目標を前進させる」としている。

同社は2022年1月、米オハイオ州に世界最大級の半導体製造工場の建設を発表。最大で1,000億ドルを投資する計画を明かし、世界的な半導体需要への対応を進めていた。

なお、この買収は約12か月で完了する見込み。