MDM市場でシェア1位、アイキューブドシステムズ
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モバイルデバイス管理(MDM)サービスを展開するアイキューブドシステムズが2021年7~12月期決算を発表。売上高が前年比28.7%増の12.1億円、営業利益が76.3%増の4.5億円だった。
2001年に創業し、本社は福岡市。クラウド型MDMサービス「CLOMO」を展開。明治安田生命やJR西日本など多数の導入実績があり、MDM市場で11年連続シェア首位。2020年7月に東証マザーズにIPOを果たした。

MDM導入社数は前年比8.8%増の3,688社に拡大。月額課金型で提供し、既存顧客からの収入に新規受注を積み上げていくストック型モデルが強みだ。CLOMO事業売上高は2021年10~12月期に6.1億円と、右肩上がりに成長している。
MDMシステムやブラウザ、アプリの自社開発で他社と差別化。管理者不足の企業向けに、MDM運用を代行する新サービスも始めた。2022年6月期通期は売上高25.7億円、営業利益7.3億円を見込う。
国内MDM市場規模は2021年に139億円。2024年までに196億円に拡大する見通しだ。CLOMOの継続的な成長に加え、新事業・サービスの開発で新たな収益源を創出。毎期125%以上の継続成長と営業利益率40%を目指す。