2022年02月14日 17:01
大規模トラブルでも増収予想
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食材宅配サービス「Oisix」を運営するオイシックス・ラ・大地は、2022年3月期の業績予想(通期)を修正した。会員数拡大などで売上高は上方修正。1月に起きた配送トラブルの影響を折り込み、利益は下方修正した。

売上高予想は、1,050億円から1,130億円に拡大(+7.6%)。当初より会員数とARPU(月間購買単価)が増加したことが要因だ。会員数は2021年3月末から約4万人増えて34.5万人になった。

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EBITDA予想は前回の65億円から55~60億円(-7.7~15.4%)に。営業利益予想は同50億円から35~40億円(-20~30%)とした。

配送トラブルは新物流センターへの移行時に発生。商品の納品遅れに新たな物流システムが対応できず、約1週間にわたって配送遅延などが起きた。影響を受けたユーザーは11万人と、全会員の約3分の1に上る。

2021年4~12月期の連結決算は、売上高が前年比+16.9%の874億円、営業利益が-18.8%の49億円、EBITDAが-11.3%の63億円。減益の主な要因は、会員獲得のための販促費増や新物流センターへの投資と説明している。