2022年02月09日 16:30
新VC設立、資金と専門家の助言を提供
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スキルのマーケットプレイスを展開する「ココナラ」は2月9日、100%子会社「ココナラスキルパートナーズ」を設立し、VC事業に参入すると発表した。

起業家に直接投資するだけでなく、外部の専門家が起業家に無償でアドバイスを提供するのが特徴。VCのリターンに応じ、専門家に収益を配分する。

シード/アーリーステージの起業家に対して、1,000万円から1億円まで投資する予定。さらに、マーケティング・プロダクト開発、弁護士、人事、PRなどの専門家が「スキルパートナー」として無償でアドバイスする。ココナラ創業者・南章行氏の助言も受けられる。

スキルパートナーは、助言先の「擬似的な投資持分」を持つ。配分は、活動期間、サポート内容、投資先からの評価などを基に決定。ファンドの運用成績に応じ、投資益の分配を受ける。助言先が高評価でエグジットすれば、パートナーの収益も高まる仕組みだ。

ココナラは「一律500円」のスキルマーケットプレイスとして2012年にスタート。現在は、コンサルやマーケティングなど高単価な商材にも領域を広げている。また、法律相談のマッチングサービスも展開している。VC事業では、従来よりさらに“高単価”なマーケットを取りに行くことになりそうだ。