2022年02月04日 19:09
医療DXを担って高成長続く
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エムスリーが発表した2021年4~12月期決算は、売上収益が前年比24.6%増の1,541億円だった。営業利益は約2倍の846億円。中国事業関連会社のIPOに伴う利益計上の影響を除いても26%増と好調だ。

医師30万人以上が登録する医療従事者向け情報サイト「m3.com」などを運営。ソニーが約3分の1の株式を持つ。コロナ渦で進む医療DXを担うと期待され、日本を代表するグロース株に。現在の時価総額は約3兆円。

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主力のメディカルプラットフォーム事業は売上収益が16.3%増の647億円。製薬会社向けマーケティング支援の需要が堅調に推移した。先行投資の強化で人件費などが増えたものの、増収効果でセグメント利益は12.1%増の308億円に拡大した。

医療機関の経営を支援するサイトソリューション事業は、ワクチン接種支援の拡大で売上収益が257億円と倍増。治験関連事業も12.2%増の162億円に伸び、300億円の受注残を抱える。海外は各地域とも堅調で、堅中国の実績を除いても4割の増益だった。

医薬品マーケティングや医療現場のDX化ニーズは高い。2020年までの10年間で売上は12倍に拡大したが、成長ポテンシャルは「現在の10~20倍以上」。今後10年間も従来の成長スピード持続を目指す。