2022年02月03日 11:23
利用者伸び鈍化、純利益8%減で株価急落
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米Meta Platforms(旧Facebook)が2月2日、2021年10~12月期決算を発表。売上高は前年比20%増の337億7,100万ドル(約3.8兆円)、営業利益は同1%減の125億8,500万ドル。純利益は8%減の102億8,500万ドルだった。

月間アクティブユーザーは35億9,000万人と前四半期からほぼ横ばい。メタバース関連の赤字も拡大し、株価は時間外取引で20%以上下落した。

Meta Platforms FacebookやInstagram、WhatsAppなどを合わせた月間アクティブユーザーは前年比では9%増だが、2021年以降は伸びが鈍い。主力のFacebookは成長をけん引してきたアジアやその他地域で減速している。

マーク・ザッカーバーグCEOは声明で「人々が時間を使う選択肢が増え、TikTokのようなアプリが急成長している」と強調。競争激化に向けてショート動画機能の「Reels」を強化する。

今決算でメタバース関連の部門「リアリティーラボ」の業績を初公表。2021年10~12月期の売上高は8億7,700万ドルと前年同期比22%増えたが、営業赤字は20億9,900万ドルから33億400万ドルに拡大した。