2022年02月02日 14:02
ソフトバンク出資企業、IPOを準備か
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ソフトバンクが出資するセキュリティソフトウェア企業のCybereasonが、密かに米国でのIPOを申請したという。Reutersが情報筋の話として報じた

Cybereasonは2012年にイスラエルで創業。2014年に本社を米マサチューセッツ州に移転。大企業や政府機関のネットワークを守るエンドポイントセキュリティを提供。投資家には、アルファベット傘下のGoogle Cloudや元米財務長官のスティーブン・ムニューシン氏などが名を連ねる。

同社は2021年、約30億ドルの評価額で2億7,500万ドルの資金を調達。これまでの総調達額は7億5,000万ドルに達していた(Pitchbook調べ)。

Reutersによれば、同社は評価額50億ドル以上での上場に向けて準備を進めており、すでに引受会社を決定。2022年後半にも上場する可能性があるという。ただし、上場のタイミングと規模は市場の状況次第とのこと。

新型コロナ禍でリモートワークの導入が進む中、大企業や政府機関はサイバーセキュリティサービスへの支出を拡大。エンドポイントセキュリティ市場は急拡大している。