トヨタ自動車がリファラル採用サービス「MyRefer」の本格導入を発表。約7.1万人の社員と職場が一体となり、転職潜在層へのリーチを図る。

トヨタ自動車は2018年に「自動車会社」から「モビリティカンパニー」への変革を宣言。そのために必要な人材採用を進めるため、新卒中心だった方針を転換。2019年からキャリア採用に注力してきた。

リファラル採用とは、社員が知人や友人を紹介して選考へつなげるもの。昨今ではベンチャー企業を中心にマッチング度の高い採用手法として注目されている。

トヨタ自動車でも、自社をよく知る社員のつながりから転職市場で出会えない人材にアプローチするためにリファラル採用を開始。100以上ある採用ポジションをより紹介しやすくする目的でMyReferを導入した。

MyReferはインテリジェンス（現パーソルキャリア）の社内ベンチャーとして2015年創業。2018年、スピンオフにより独立した。リファラル採用のほか、退職社員の再雇用を促す機能も備える。

MyReferの公式オウンドメディアによると、トヨタ自動車のキャリア採用の割合は35%。将来的には50%まで引き上げる予定だという。