2022年01月27日 10:22
疑いようのない成果
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Roadster(Teslaギャラリー)

テスラが1月26日、2021年本決算を発表。10〜12月期の売上高は177億ドル(前年比65%増)、営業利益は26億ドル(同4.5倍)にのぼった。軟調な株式市場でも9,000億ドル超えの時価総額を維持している。

決算報告では「電気自動車の実現性や収益性に関する疑いはもはやない」と豪語。2021年の出荷台数は93万台を超え、 前年比およそ1.9倍にのぼった。

Tesla 業績

10〜12月の営業利益率は14.7%にのぼったが、これはCEOへの株式報酬2.45億ドルを費やしてなおの結果であることを強調。販売台数の伸びに加えて、車両当たりのコスト削減が功を奏しているという。

年間の純利益(GAAP)は55億ドルで、稼いだフリーキャッシュフローは50億ドル。新たな工場などに65億ドルもの設備投資を行なってなお、力強いキャッシュ創出力を実現している。

今後は”可能な限り”生産台数を伸ばすことを主眼におきつつ、「FSD(Full Self-Driving)」ソフトウェアの開発にも注力する。長い目で見れば、ソフトウェア事業による利益がテスラ全体の収益力を向上させると見越してのことだ。