2022年01月21日 09:56
培養フォアグラ量産を目指す
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独自開発の低コスト細胞培養技術「CulNet System」を持つインテグリカルチャーが20日、総額7.8億円の調達を発表。2022年度に世界初の培養フォアグラ量産化上市のため、研究開発と事業展開を加速させる。

世界の人口増加に伴い、肉の需要は増加。そこで注目されているのが代替肉だ。2025年の代替肉の世界市場規模はメーカー出荷金額ベースで6,732億円、2030年には1兆8,723億円になると予想されている。

インテグリカルチャーは2015年に創業。CulNet Systemは動物体内の臓器間相互作用を模した環境を擬似的に構築。培養肉や皮革など動物細胞で構成されたものへの活用を想定する。試算ベースで肉1キロを200円で作れるのも特徴だ。

2019年に世界初となる“食べられる”培養フォアグラの生産に成功。2021年にはマルハニチロと細胞培養魚肉の共同研究を開始。同年、スキンケア化粧品原料「CELLAMENT」もリリースしている。

出資元のりそなキャピタル代表取締役社長の菊池英勝氏は「持続可能な食糧生産システムとして培養肉事業の優位度は高い。世界的な視野で、社会や環境問題解決に通じる点に大きな意義を感じている」とコメントを寄せる。