2022年01月20日 11:15
半導体需要高まり、2022年売上高2割増
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半導体製造装置のオランダASMLは1月19日、2021年12月期本決算を発表。売上高は前年比33%増の186億1,100万ユーロ(約2兆4,000億円)、純利益は66%増の58億8300万ユーロ(約7,600億円)だった。世界的な半導体需要の増加で、2022年12月期は20%増収を見込む。

ASMLは「EUV露光装置」と呼ばれる半導体製造装置を手掛ける。最先端半導体を作る上で欠かせない技術を持ち、装置業界全体で首位だ。

ASML

EUV露光装置の2020年の販売台数は31台だったが、2021年は42台に増えた。1台当たりで平均1.5億ユーロと高額。2021年12月期の粗利益率は52.7%で、前の期比4.1ポイント上昇した。

他の装置を入れた受注額は262億ユーロで2020年の2.3倍。ピーター・ウェニックCEOは声明で「需要は生産能力で対応できる以上に強い」と強調。工場のテスト工程の一部を省き、生産サイクルを短縮させる。1月初めに発生したベルリン部品工場の火災の影響はないという。

業界団体のSEMIによると、半導体の前工程装置投資額は2022年は前年比10%増の980億ドル(約11兆3,000億円)を超える見通し。増加率は2021年より下がるが、ASMLなど装置メーカーにとって追い風が続く。