2022年01月06日 12:58
米国での年間販売で初の首位
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トヨタ自動車が米国での2021年の新車販売台数でトップに立った。半導体調達難の影響を比較的軽微に抑えたことが奏功。米国の年間新車販売で外国メーカーが首位を奪ったのは初めて。米ゼネラル・モーターズ(GM)は90年間維持してきた首位の座から陥落した。

トヨタの販売台数は前年比10.4%増の233万台。12.9%減の221万台となったGMを11万台余り上回った。

米国での新車販売台数は、半導体調達難への対応が明暗を分けた。GMやフォード・モーターは、大規模な減産に追い込まれた。一方、トヨタは2011年の東日本大震災の教訓もあり、半導体サプライチェーンの逼迫に備えていた

ただ、半導体不足が緩和されればGMが首位を奪い返す公算が大きい。北米トヨタ幹部のジャック・ホリス氏は、GM超えについて「われわれの目標ではないし、持続できるとも思っていない」とコメント

日系メーカーでは、ホンダが8.9%増の146万台、日産自動車が8.7%増の97万台といずれも前年比プラスだった。