2021年12月27日 19:11
「社債」に特化したネット証券
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社債に特化した国内唯一のネット証券会社、Siiibo証券が12月24日、約5.5億円のシリーズB資金調達を発表。DNX Venturesをリード投資家とし、Angel Bridge、千葉道場ファンドが参加。累計調達額は約10億円になった。

注目される理由: 社債は株式と同じく企業の直接金融の手段だが、一般投資家にはなじみが薄い。企業と投資家を結びつけ、クラウドファンディングのように企業が資金を募り、応じた投資家がリターンを得られるプラットフォーム構築を目指す。

2019年に創業し、2021年に証券会社として営業を開始。一般投資家も購入可能な「少人数私募債」(投資家を50人未満に限定)の発行と購入がWeb上で行える「Siiibo」を運営している。

社債は基本的に発行時に利率と期間が決まっており、リスクとリターンが比較的明確な金融商品。ただ、社債の多くを占める私募債を一般投資家が購入できる機会は少ない。中小企業での利用は4.66%と低い。

株式などのネット取引が一般化する中、社債を企業と投資家にとって使いやすいものにするのがSiiiboの狙いだ。既に、中古住宅流通プラットフォーム「カウカモ」を運営するツクルバ、プロ卓球リーグチーム「琉球アスティーダ」運営会社などの私募債で実績がある。

調達資金は、投資家に社債投資をPRするマーケティングやSiiiboの機能拡充に活用。今後、上場・未上場ともに社債発行企業のバリエーションを増やし、実績を積み上げることで社債投資の拡大に注力する。