2021年12月24日 18:00
期待高まるメタバース関連企業、Rec Roomが1億4500万ドルを調達
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クロスプラットフォームのソーシャルVRゲームを提供する米「Rec Room」は12月20日、1億4500万ドルの資金調達を発表。評価額は35億ドルに達した。

注目する理由: Facebookの社名変更と大型投資、Robloxの急成長など、「メタバース」ブームは過熱。VR企業としてユニコーンとなったRec Roomの動向も注視しておきたい。

Rec Roomは2016年にシアトルで創業。運営するソーシャルゲームのユーザー数は3700万人以上。スマホからゲーム機、PC、VRヘッドセットまで幅広いプラットフォームに基本利用無料で提供する。

ユーザーは、自らゲームなどのコンテンツを作成してプレイできる。カスタマイズ性の高いインタラクティブな仮想空間が特徴で、作成されたルーム数は1200万以上。バーチャル結婚式やビジネス会議、カジュアルな会合などにも利用されている。

今年3月には、1億ドルを調達して評価額は12億5000万ドルに。VR企業初のユニコーンになったとアピールしていた。(20億ドルで買収されたOculusはカウントされていない様子)

同社のニック・フェイト(Nick Fejt)CEOは資金の使い途について、新たな体験の創造や対応プラットフォームの追加、信頼性・安全性システムへの投資、クリエイターツールの開発などに言及している。