Web3.0をリードする存在になるか?
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TikTokのライバルとも目される短尺動画アプリ「Triller」の運営企業が、逆さ合併によってNASDAQに上場する計画を発表した。社名を「TrillerVerz」とし、評価額は50億ドルにのぼる見込み。
注目する理由: 「ぶっ壊れたコンテンツエコノミーを直す」ことを掲げる。そのために、クリエイターが投稿によって収益を得るための世界最大のプラットフォームを構築するという。
創立は2015年。当初はAIを活用した動画編集ツールとして訴求したが、間もなく「Triller Famous」としてユーザーが作成した動画の一部をキュレーションして閲覧できるようにした。
2020年には「TikTok」がインド政府によって禁止されたことで、ユーザーの一部がTrillerに流入。月間アクティブユーザー数が5,000万人にのぼったことをアピールした。
新たな経済圏の構築にも積極的だ。今年4月にはNFTマーケットプレイスを発表。同じく4月にはAIを活用した顧客エンゲージメントプラットフォーム「Amplify.ai」を買収、創業者のMahi de SilvaをTriller側のCEOとした。
今回の統合後もMahi de SilvaがCEO兼会長を務める。TrillerVerzはテクノロジーとコンテンツプラットフォームを融合する初の企業となり、「Web3.0」ムーブメントを牽引する原動力になることを目指す。