2021年12月23日 15:52
会計ソフトウェアの巨人、急成長スタートアップを買収
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英国の会計ソフトウェア企業「Sage」は12月20日、小売業者向けにクラウドサービスを手掛ける「Brightpearl」の買収を発表。すでに株式の17%を保有しており、残り83%を2.25億ポンドで取得する。

注目する理由: 世界のクラウド会計ソフト市場は、2021年から2027年までCAGR7.1%で成長すると言われる。中小企業向けに大きなシェアを誇るSageも、積極買収で事業拡大を図る。

Sageは1981年に創業。1989年にはロンドン証券取引所への上場を果たした。1991年には米国、翌年にはフランスに進出し、今では世界20か国以上でサービスを展開する。

2021年度の売上は17.8億ポンド(前年比3%増)、営業利益は3.4億ポンド(同10%減)。売上の39%が北米、22%が北欧で、残る39%はオーストラリアやインドなど。

一方のBrightpearlは、クラウドベースの小売ソフトウェアを提供。英国および米国でサービスを展開し、2021年度の売上は前年比約50%増の2000万ポンドに達する見込み。

Sageは今回の買収で主力製品である「Sage Intacct」を強化。財務管理や在庫計画、販売注文管理、購買・サプライヤー管理、CRM、フルフィルメント、倉庫管理、ロジスティクス管理を統合したソリューションの提供を実現する。

買収は規制当局の承認を経て、2022年1月に完了する見込み。