2021年12月19日 19:43
新興化粧品メーカー、営業益2.3倍 
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化粧品ブランド「DUO」などを展開するプレミアアンチエイジングが、2021年8~10月期(1Q)決算を発表。売上高は前年比 37%増の98.7億円、営業利益は前年比2.3倍の20.7億円となった。

注目される理由: 「定期便」と呼ぶサブスク型通信販売と、実店舗への卸売がともに成長、大手ひしめく化粧品市場で存在感を高める。2022年7月期の営業利益予想は60億円にのぼる。

創業は2009年、2020年3月に東証マザーズに上場した。売上構成比89%を占めるクレンジングバームシリーズ「DUO」が主力製品だ。次の柱として、20~40代向けオールインワン化粧品「カナデル」ブランドも育成中。

プレミアアンチエイジング 業績と予想

2021年8~10月期は、卸売の売上高が前年比54%伸長するなど業績を牽引。9月に始めたテレビCMが店頭での売上増に寄与した。通販の売上は微減。法改正に伴ってネット広告のルールを見直し、広告を一時的に抑制したため新規会員獲得が低調だった。

売上高対広告宣伝費は、前年比で10.3ポイント低下。新規獲得に広告費を必要としない卸売の成長と、ネット広告抑制が寄与し、利益を押し上げた。

下期は、DUOブランドで男性向けを投入予定。 ウェルネス事業への進出も計画している。カナデルブランドでは、中高年向けのイメージが強いオールインワンを、忙しい若年層向けとして再定義し、市場No.1を狙う。